
夏見モンドと清水南穂が
教育問題を語る
今問題視されている、いじめ、登校拒否、引きこもり等の現象や、暴力、非行について、これらは子ども本人の質だけの責任ではないと思います。もちろん環境だけの問題でもないでしょう。様々な要因が絡み合って発生してくる問題であることは、誰にでも理解できることでしょうが、原因として何が考えられて、どう対処することが適切なのか?今回は「いじめ」をテーマにして、算命学の清水南穂氏とコーチングの夏見モンド氏に、それぞれの視点でのご意見を伺ってみようと思います。
Q 現代の青少年犯罪でひとつ特徴的なことは、「いじめ」から発生する犯罪や自殺が多いですが、算命学への相談などはありますか?
清水南穂・・・・・・・・・・・・・・・・・
私どもにもかなりの数の相談者が来ます。だいたいの依頼は親御さんですが、時には本人ともお話をすることがありますよ。算命学では問題点を的確に指摘し解決方法を検討できますからね。
でも学校はもちろん、カウンセリングや施設・相談所、あるいは病院での治療ではこれらの問題は簡単には解決できませんよね。残念ですが現代の社会システムや教育指導者、家族にしても解決するのは容易ではない問題だと思います。
それは原因が何処にあるかが正しく判断できないからです。現在の社会では、これらの子ども達に対する対処方法は確立されてないので、有効な手段も無いのが現状でしょう。
Q 夏見モンドさんはどう考えていらっしゃいますか?
夏見モンド・・・・・・・・・・・・・・・・・
いじめは、私の小学生時代にもありました。私自身、直接、いじめに加わっていたという意識も、いじめられていたという記憶もありませんが、無意識にいじめていた可能性もなきにしもあらずで、こんにちも、そのようなケースがあるようです。
なので、いじめられている心配はもちろんですが、自分の子どもが、無意識にクラスの子どもをいじめている場合もあるのではないかと、親は意識しておくべきだと思います。
Q お二人は「いじめ」とその「原因」についてどう考えていらっしゃいますか?
夏見モンド・・・・・・・・・・・・・・・・・
いじめる子どもは、力が自分の外側に向いています。自分と適合しないのは、自分以外の他者が悪いのだとして攻撃します。一方、いじめられる子どもは、相手と適合できないのは相手ではなく自分が悪いのだと、力が内側へと向けられるんです。
私の立場ではいちがいに、原因はこうだと言い切れませんが、1つあげるとすれば、父親の役割と、母親の役割が、明確ではなくなったからではないでしょうか。男の子の育て方と、女の子の育て方の違いも、親は知っておかれた方が良いと思います。
清水南穂・・・・・・・・・・・・・・・・・
「いじめ」をする子どもは、大人を真似しているところが多分にありますね。特に身近な親からの影響が多いとおもわれます。親のしゃべり方から考え方、他人に対する対応。それらを子どもが真似た結果が「いじめ」につながっているようです。決して親が人をいじめているわけではないのですが、大人の世界では特に問題が起こらない言動でも、子どもの世界では「いじめ」になってしまうことが多いんですね。
たとえば、大人が他人への批判や悪口、差別発言、あるいは無視する行為をすると、それを子どもは見聞きしています。あるいは親が子どもに対して要求を押しつける、罵倒する、暴力を振るうという行為を受けた子どもが、他人に同じ事をしているということが良くあることなのです。大人が悪気もなく行っている歪んだ行為が、人間として成熟しない子ども達には「いじめ」という行為として真似されているんです。
一方で「いじめ」に関わる、あるいはいじめられる子どもについても問題があります。その多くは「栄養の偏り」「体力不足」「我慢不足」「環境の悪さ」が影響しています。いじめではないですが、不登校児の多くは「体力不足」=「エネルギー不発揮」に問題があるんです。
Q 「いじめ問題」をどう対処することが適切だと思いますか?
夏見モンド・・・・・・・・・・・・・・・・・
たとえば、男の子は、男性像をお父さんに求めます。お父さんのような男になろうと、モデルにするわけです。逆に女の子は、女性像をお母さんに求めます。優しさや、愛の深さを、お母さんから学びます。ですから男の子の育て方と、女の子の育て方には違いがあるはずなんです。
それに加えて、もっと大切なことは、お父さん、お母さんが、ご自身のお子さんのことを本当に大切に思っているのかを、日頃からメッセージとして送ってあげることでしょう。
「お父さん、お母さんは、あなたのことを愛しているのよ」と、言葉にして伝えることだと思います。ただ、愛しているんだから言わなくてもわかるだろう、ではなくて、『ぼくは、お父さん、お母さんに愛されているんだな』と、自覚できるようにしてあげて欲しいんです。
そして、子どもへの信頼です。子どもは、将来、親から離れていく存在です。自立していく存在です。いつまでも、親のそばにいる存在ではありません。子どもに自立を促す上でも、愛し、信頼し、認めてあげることが、重要なのだと思います。
清水南穂・・・・・・・・・・・・・・・・・
算命学では実際には子どもの質によって対処方法は異なってきます。エネルギーの弱い子どもにハードなスケジュールは辛いし、のんびりした星の子どもにスピードを要求しても難しい。
夏見さんもおっしゃっているように子どもを信頼し、人間性を認めてあげることが大切、それには子ども本人を理解することが必要になります。
でも子どもの本質を知ることは普通は困難なことです。そのために我々の算命学はあるんです。子どもの本質を知ることで人間としての方向性や可能性を導ける、本人に訴えかけられるのですから。
今、本当の意味での人間教育が必要になってきています。昔で言う道徳的なものです。人間として何が悪くて何が良いことなのか。ただ現代社会においては大人が出来ていないので子どもに教育することは難しい。今の教育現場ではその能力が少ないようですから、何としても親が教えてあげてほしいんです。そのためにも親は心の勉強をするべきでしょう。
Q 最後に若い世代の人へのアドバイスをお願いします。
夏見モンド・・・・・・・・・・・・・・・・・
バーチャルな遊びを多感なときにさせるのは反対です。どうしてもと言う場合は、まずリアルを大いに体感してからにして欲しいと思うのです。
最近、昆虫採集が禁止の学校があると聞きました。昆虫がかわいそうだから、子どもにはさせたくないと言うのが理由だそうです。
しかし、これは大きな誤解です。おそらく人間は、教えられたり、本で読んだだけでは、命の尊さなんて実感できるものではありません。実際に、自分で昆虫を殺してみて味わう切なさ、実際にペットの死を目の当たりにして感じる悲しさが、命の本当の意味を理解できるのではないでしょうか。そして、しっかりとした大人のサポートがなければいけないことは、言うまでもありません。
清水南穂・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回のテーマに関することのアドバイスは、やはり、部屋にこもる時間を減らして、体を使ってエネルギーを発散させて下さいと言うことです。それは3時間勉強したら、1時間遊ぶ。そしてその遊びはパソコンやテレビゲーム、読書といったものではなく、体を使った遊びです。スポーツでも良いでしょう、散歩、歩くということでもいいと思います。体全体を動かしたエネルギーの使い方です。自然の中なら尚結構・・これは子どもだけではなく全ての人に通じることです。
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- 020:将来に不安を持っている人へ
019:お金に困った時に読むコラム
018:やる気を持続させるコツ
017:目標・課題の進め方
016:病気になった人の役割
015:新しいスタートの迎え方
014:正しい幸運を呼ぶ祈念の仕方
013:2008年を視る
012:2007年の検証
011:七・五・三の持つ意味
010:祖父母のいる家庭
009:コーチングが与えてくれたGIFT
008:教養とモラル
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006:地球温暖化をくい止めるために僕たちができること
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004:聴かれリッチ・聴かれプア
003:先祖供養で心を育てる
002:依存心をなくすこと - 001:教育問題を語る
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027:夢=目的=目標・・では無い
026:叶う"夢"と、叶わない"夢"
025:"夢"はその人の魅力まで出してくれる
024:親と同じ職業を夢見る子
023:夢を描くということ
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夏見モンドと清水南穂が様々なテーマで皆さんに語りかけるコーナーです。「子育て・教育」の枠にとらわれず、現在の日本や世界で起こっている様々な出来事を題材にしていきます。参考にしていただきたい話や、ご紹介したいことを毎回綴ってまいります。
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