夏見モンドの「教養とモラル」

僕がシナリオライターの修業をしているときの師匠に、大和屋竺という作家がおられました。残念ながら55歳の若さで亡くなられましたが、その大和屋先生の口癖が「つねに本物をめざせ!」というものでした。

当時も今も、「本物」とは何か?という問いには、僕自身答えられる素地はありませんが、世の中には何とはなしに「本物」と「ニセモノ」の2つがあるように思うのです。

僕は、決してむずかしい話をしているのではなくて、常日頃から、これは「本物」なのか「ニセモノ」なのかを目利きする意識を、僕も含めてあなたにも持ってもらいたいのです。

例えば、「あの有名人が言っているから正しい!」とか「テレビで放送されたから本物だ!」ということではなくて、まずは自分本来の考え方をしっかりと持っていることが大切です。

これは、親として子どもに対する時も同じです。誰も、子どもに「ニセモノ」を身につけさせたくはありません。なので、立ち止まって考えたいのです。目の前の現実は、一体「本物」なのか「ニセモノ」なのか。。。

突飛な意見かも知れませんが、教養もモラルも、「本物」か「ニセモノ」かを見極める眼力なんだと、僕は感じています。その眼力を日々鍛えることが、教養とモラルを身につけることだと思うのです。

夏見モンド

 

運命学的「教養とモラル」

■あなたは今まで、どんな生き方をしてきましたか?

年齢によっても違っているとは思いますが、今、夢に向かって生きていますか?それとも常に悩み事を抱えて辛い日々ですか?あなたは今まで、どんな生き方をしてきましたか?

人間というのは、大きく分けると"若年期"があり"中年期"があり、そして"晩年期"という時代があります。誰でも年は取りたくはないと思っているでしょうが、最終的には人間は死の世界に行くのです。時間というものに関して逆らうことの出来ない流れの中に人は乗っています。

若いときは体力があるのでがむしゃらになって頑張って行きます。子どもを育てるときも若いときであることが多いから、何とか育てて行くことが出来るのです。若いときはそれで良いのですが、やがて年を取って来るとボケてしまったとか、生き甲斐が無いとか、何の味わいもない年寄りになったとか思ってしまう人もいるようです。このような人は、どういう人生を過ごされたのか?実は若い時代に、力任せの強引な人生を歩んでいる人が多いんです。

"天"は私たちに若いときには体力を与えパワーで人生を渡っていけるようにしています。でも年を取ったら体力のない分だけ、何かを身につけて行かなければならないんです。

その一つに教養があるといえます。

算命学で言う"教養"というのは、単なる知識ではなくて、親と子の愛情などの形にならないものの世界を知るということなんです。
そしてこの教養だけではなく、そこにもう一つ

"モラル"というものが必要になります。

このモラルというのは、本当は自分に与えられた「枠」を知ることにほかならないのです。
この"教養"と"モラル"を若いときに身に付けた人というのは意外と年を取ってからも運勢が下がりません。

鑑定で40代、50代になった人を見るときに、運気の流れに悪いものが来ているのに、実際の運気が落ちていない人達がいます。その人達を見てみると、若い時に徹底した教養とモラルというものが身に付いているのがわかります。これが自分の運勢が低調な時になって非常に活きてくるんです。教養とモラルを持てば人生後半の運勢を落とさないで、静かに過ごしていけるということにもつながります。これが晩年期になって悠々とした人生を歩む方の共通したところです。

■モラルを守ることは"当たり前"をすること

 モラルというのは「倫理」ということで、算命学ではこの倫理を「義」と呼んでいます。五徳と言う5つある"徳"のひとつです。この「五徳」というものが始めて文献に出てくるのは、今から三千年以上昔の中国での話です。人間というのは三千年前も今も、科学の進歩はありますが人間の考え方というものには変わりがないということです。

世の中が変わるといっても昔から変わらないものもあり、すべてが一辺に変わるわけでもないんです。私たち一人一人が自分の生活をふりかえって見ても、去年と今年、あるいは10年前と今、時代は違っても同じようなことをして生きているんです。それが人間の持ち味でもあるし、また人間の悲しさ、小ささであるのかも知れません。

自分の運気を自然に良くする方法は「自然に逆らわない」ことです。

学生なら勉強するのが当たり前、主婦なら家事をするのが当たり前、一家の家長なら外へ出て働くのが当たり前、この当たり前をマジメにやることにおいては決して運命が乱れることはないんです。前述した「義」というのは行動です。積極的な行動力や前進力と考えればいいでしょう。モラルを守ることは正しい行動をするという解釈が出来ます。

しかし、人は時としてその"当たり前"をやるのが嫌になるときがあります。それは大抵、体が嫌になっている状態です。どういうことかというと、運気というのは人間の体と健康状態とは非常に密接な関係がありす。自分はやれると思っているのに、体がやれないというアンバランスな状態があります。体がやれないから心もついて行けない。これを算命学的に言うと「気・心・体の不一致」ということで、人間はこの「気」「心」「体」が一致することで行動を起こすのが理想とされています。

■モラルと教養は、心を強くするために必要なもの

気・心・体、この3つを自分の心の中で調整して行かなければなりません。それが現実の世界で成功、不成功の鍵になるわけです。運命の一つのポイントというのは"心"であり、この心というのが大切な要件になるのです。そこにモラルと教養が必要になってくるわけです。

この"心"がやり過ぎないように、やらなさ過ぎないように、心を水平、中庸という状態に置いておくというのが必要なんです。人間はときとして突然崩れるということがあります。或るときにズドンと落ちてしまう人がいます。そういう人のほとんどが"心"にもろさがあるんです。その心のもろさを補う為に「モラルと教養」は必要だということなんです。

人間はほっておいても"体"は大人になりますけど、ところが"心"が大人になるということはなかなか難しい。人間がどういう面で大人になって行くのか、そのための智恵が、教養とモラルなのでしょう。

いつでもいい、子どものときであれ、大人になってから、また、年をとってからでもいいのですが、たくさんの知識を吸収し、人間愛などの形にならないものの世界を知って欲しいんです。そして積極的な行動力や前進力で当たり前をマジメにやる、正しい行動をして欲しいんです。特に若いときに知識だけではなく、いろいろな形の無い勉強をしておくと、後の人生に違いが生まれてくるはずです。その心の強さを身につけたときに運命というものは伸びて行きます。

清水南穂

 

 

ラファエルの道しるべ

027:夢=目的=目標・・では無い
026:叶う"夢"と、叶わない"夢"
025:"夢"はその人の魅力まで出してくれる
024:親と同じ職業を夢見る子
023:夢を描くということ

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夏見モンドと清水南穂が様々なテーマで皆さんに語りかけるコーナーです。「子育て・教育」の枠にとらわれず、現在の日本や世界で起こっている様々な出来事を題材にしていきます。参考にしていただきたい話や、ご紹介したいことを毎回綴ってまいります。


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