「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。

「子どもとの付き合い方」(2)

"出来の悪い子供"は親の責任

大人である私たちは、現代社会や時代の歪みに対処していかなければならないのですが、これはしかし簡単なことではありません。もはや一個人では手のつけようがないほど複雑な様相を呈しています。子供たちの受難、親と子の葛藤、そうした問題を"親の責任"として考えていかなくては、社会や時代の歪みは少しも是正されないだろうと思うのです。

いわゆる『落ちこぼれ』や、『いじめっ子』や、親に反抗ばかりする子どもなど、"出来の悪い"子供は家庭はもちろん学校にも社会的環境にも根深い原因があることはいうまでもないのですが、私はあえて"親・家庭の責任"として受け止めるべきだと思います。

よく起り得るケースなんですが「出来のいい子供」がそのまま親の期待通りには成長していかないという問題があります。たとえば小学校の頃にはとても優秀だった子供が、中学・高校と進むうちに並の成績しかあげられないというケース。あるいは小さい頃は素直で聞きわけのいい子供だったのに、中学・高校になると悪い遊びをおぼえ、親が注意しても言うこともきかなくなったというようなケースです。

多くの親は、こうした「子供の変ぼう」に困惑し、嘆き諦めているのが実状かもしれません。中には子供に向って怒り狂い、親の気持や物心両面での支援をなんだと思っているのかと子供を責めている光景も見受けられます。これだって責任は親にあるというほかありません。少くとも15歳の年齢までは親の責任です。

人間は3歳から15歳までの12年間、つまり十二干支が一周りする間に人生の方向といいますか、運命開発を形成づけるのです。やがて成人してからやって来るであろう運命が3歳を基点にして、15歳くらいまでに決まってしまうものなんです。

子供が小学校に上ったから、中学生になったから子供のことは子供にまかせて、自分は好きなことに専念しようとする親がいます、とんでもない話です。手がかからなくなったからといって安心はできないのです。15歳はもとより高校を卒業する18歳くらいまでは子どもとの対話を持ち、親が気をつけていかないとちょっとした反動で人生は曲がっていくのです。親が子供とどうつき合い、子供をどうみていくか、そこのところが子育てのポイントになってきます。・・つづく


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子育ての羅針盤

日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。

 

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