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「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。
「子どもとの付き合い方」(4)
物覚えの、良い子と悪い子
親というのは大変無責任なもので、自分と気が合えばいい子だと思いこみ、気が合わなけれぱ悪い子だと思いこむところがあるようです。頭がいい子か頭が悪い子かという判断にも似たような対応をしてしまう傾向も顕著に見受けられます。
例えば、なんとなく見ていて物覚えがいい子だとか、気が利いている子だったりすると、この子は頭がいいとか知能指数が高いだろうとか思いこみます。また親の言うことを少しも聞かない子だとか、バカないたずらばかりしてあいつは頭が悪い子だというように、いとも簡単に決めつけてしまう親が実に多いんです。
しかし、知能という面で考えてみると、知能が高いから将来が安心だとか楽しみだとかいえるものではなく、知能が低いから将来が不安で楽しみがないなどとは決していえないものなのです。
知能の高い子というのは、感性が鋭くアンテナが敏感にできているということで、親が何か一言教えるとスッと受け入れる。人が何か教えればスッとそれを学んでしまう。大人が子どもを指して頭がいい子というのは、こういうことをいっているわけですが、受け入れることが鋭くて早いということは、良いことも悪いことも受け入れてしまうということです。良いことだけを学び受け入れるとは限りません。頭がいい子だったのに、いつからかグレてしまった。遊んでばかりいる子どもになってしまったというケースが容易に起るのは、こういったことからもわかります。
一方、何を教えても覚えが悪い子というのがいます。家庭教師をつけても塾へ通わせても覚えが悪い、成績が上らない。もの覚えのアンテナが鈍い、受け入れる能力が劣るわけですが、裏を返せばまわりに影響されにくいという美点といえるのです。こういう子どもは環境がよかろうと悪かろうと影響がないのです。そのために、世の中へ出ても環境に左右されず結構自分の運勢を発揮していくものなのです。
物覚えが悪い、頭が悪いからといって親が悲観することはないし、ましてや悲観して子どもに辛く当るなどということはとんでもないことだとわかっていただけますか? ・・・・つづく
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子育ての羅針盤
日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。
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