「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。

「子どもにタテ社会とヨコ社会を教える」(4)

子どもの見極め方と親の責任

子どもの出来の善し悪しを判断する場合によく出てくる問題のひとつに「知能指数」があります。
たとえば、5〜6歳頃から頭が切れ成績もよく、13〜14歳くらいまで成績がどんどん上昇する。すると、親はこの子は有名高校そして一流大学へと一気に入っていくというような期待を持ち胸をふくらませます。

ところがそうは行かないのが現実で、15歳頃からストンと落ちてしまうという場合が多々あります。小さい頃、知能指数が高いといわれ親も自慢に思っていた子どもが往々にしてこういうカーブを描きます。

どうしてかというと、知能指数の高い子は積み重ねがないからなんです。回転力は早いし覚えも早いから、スッと頭の中に入れてしまう。要領もいいから試験間題でもパッとできてしまう。しかし積み重ねがなく平面的に覚えるだけで止まってしまいます。

15歳以後の勉強は知能指数の高さだけでは追いつかない段階に入り、なりゆきにまかせていると二番手、三番手の大学で落ちついてしまうということになるのです。これが、知能指数の高い子どもの特色なんです。

では、知能指数の低い子どもはどうでしょうか。低いといっても、極端に低い子どもは別ですが、さほど高くない、小学校・中学校の成績もあまりよくないという子どもです。

人並みの努力はするとしてですが、知能指数の高い子どもにくらべ記憶力のスピードが劣り要領が悪いので繰り返しの理解に努めます。そしていったん吸収してしまうと絶対に忘れないのです。14〜15歳くらいになって上りはじめ、伸びる一方ということが積み重ねの結果として出てくるわけです。

もし、この「努力型」の子を持った親が、せっかちで思いこみの激しい親であったとしたらどうなるでしょう?。

子どもは着実に努力するが、親の方がせっかちにダメな子だと思いこんでしまってはどうにもならないんです。子どものやる気を削ぐことになるでしょう。この子どもはだんだん能力が落ちて来てしまいます。

親の子どもへの見極め方で、子どもは伸びもすればつぶされもするということを、改めて指適しておきたいんです。成績のこともそうですが、性格とか個性とか、素行とか育ちとか、子どもの出来・不出来に親は責任があるということは、強調して強調しすぎることはないと思っています。

 

 

 

 


バックナンバー

これ以前のバックナンバーはこちらから。

 


子育ての羅針盤

日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。

 

企画・運営・管理:ラファエルジャパン デザイン:ネイチャービーイング
Copyright 2007 Raphael Japan Inc. and Nature Being Inc.