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「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。
子どもの性格・個性を知る方法(2)
2 『性格を作るものは人間の5つの本能』
性格の分類ということなら、心理学などで様々な分類がなされていたりしますが、しかし性格がどのように作られて、どんな背景を持っているのか、そして親子関係の中でどんな因果を示しているのかといった問題に踏みこむことはできません。心理学で答えてはくれないそうした性格の謎について、算命学では人間の性格の根本は「本能」から出て来ると説いています。
その本能とは、
- 守りの本能
- 伝達の本能
- 引力の本能
- 攻撃の本能
- 学びとる本能
の5種類です。
人間の性格は、この5種類の本能の分量によって決ってくると考えられます。
〈守りの本能〉は危いことから身を守るもので、暑くなれば自然に着物を脱ぎ、寒くなれば着るといったことも守りの本能からくるものです。内向的になる子どもというのはこの守りの本能の分量が強すぎる子どもにいえることかもしれません。
〈伝達の本能〉は人間が成長し様々なものを修得してくると、人や世間に何かを伝えようとする心が強く出てきます。子どもたちに財産を残したいとか、特殊な能力を人に教えるとか、自分の体験や考えを誰かに語り聞かせるとかいうものです。この本能は、子どもの場合では親やまわりの者に何かを訴えたり日記に書いたり、友達におしゃべりをしたり、ひとり言をつぶやくといった形でも表れたりします。
〈引力の本能〉というのは、人を引きつける本能、引きつけたいというものです。女性が化粧するのも引力本能のなせる業ですし、政治家や芸能人の中には生まれつき引力本能の働きが強い人が多く見受けられるものです。目立ちたがったり、大人の視線を意識する子どもがいるものですが、これも引力本能と無関係ではありません。
〈攻撃本能〉は文字通り人やものごとに向ってエネルギーを発散する本能です。腹が立って相手を攻撃したり、自分の意志や欲求を外へ向ってはき出す本能で、このチカラの強い人でスポーツマンや営業マンならしばしば旺盛な活動力をみせるものです。
〈学びとる本能〉は、基本的には「食べる」「寝る」といういちいち習わなくとも本能的に学び、習い覚えていくものと、また何か人に教えてもらえばそれを子どもの頃からスッと素直に受け取る能力、つまり生活のための本能のことで、この学びの本能が強いか弱いかということで性格形成にある特性が出てきます。
この5大本能が、人間の性格や個性を形成する基本型です。生まれついて人間はこの5大本能を持っていてその分量のバランスによって性格や個性を形成するわけです。攻撃本能が多くある人で守りの本能が少ない人であれば、単に短気な性格だけが表に出てきます。逆の場合は引っ込み思案で保守的な人が出来上ってしまうことになります。
たとえば親と子の問題でいうなら、攻撃本能の強い子なのに危険だからといって外で遊ばせないとか、スポーツをやりたがっているのに家の中での習いごとばかりさせていると、せっかくの何か外へ向かう能力や個性をつぶしてしまうということになるわけです。そこを上手に判別すると、我が子の性格をいい方に伸してやったり、才能や個性の育成にもいい結果をもたらすことになるのです。
つづく・・・
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- 045:夫婦の間に起こる仮想不安(2)
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- 043:理性と情性の生き方(3)
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子育ての羅針盤
日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。
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