「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。

男と女・運命の違い (3)

柔軟性のある「徳人」と、強い情を持つ「才人」

大家族で育つ子どもは気楽に育って行くことが多く、核家族のように子どもの目は親だけに行きませんし、周りの人々を見なければならないですから反発する暇はなく、反抗期はあまりないと言えます。必然的に色々な人の考え方や人の扱い方とか、そういうものを子どものときに目の当たりにして来ますので、それが柔軟性のある「徳人」を作り出すようです。男の子に限らず女の子でもそうです。

一方、近所付き合いも友達付き合いも少なく、人との接触が少ない家庭では才人が出来る。このことは核家族に多い事ですが、そうすると「才」は生まれるかも知れませんが、なかなか「徳」が生まれないのです。また核家族では人との交流が少ないことで直接親との接点が多くなりますから、親にたいして反抗したり、反発心が強くなることがあります。親としてみれば育て難い子どものように感じてしまうこともあるでしょう。女の子だけではなく男の子もその傾向が生まれます。

非常に才たけたものを持っているというのは、反発反抗心が強いことであり、それは"才人"の方が情的であることを表します。これは恋愛でも親子の情でも友情でも同じですが、強い情を持っているということなので、ちょっとした相手の言葉とか反動とかでも大きく傷ついたりするんです。 だから反発も生まれる。それに比べて徳人の方が意外と小さいときに薄情に見えたりするものです。

徳人は、人が右といえば右、左といえば左と柔軟性があり、決して反発はしないものです。しかしやるときは自分で思った通り実行します。気持ちの切り替えが上手い人が多くなります。

これが核家族で育ちますと、子どもに柔軟性が少ないので、いざという時の逃げ場を知らない人が多くなってしまいます。親しか見ていないから親とのコミュニケーションが崩れた場合に逃げ込むところがないのです。
一つ間違うと自分勝手な子どもや親に反抗するようになってしまいそうですが、でもその反骨精神をうまく活用出来れば"天才型"が育つのです。

確かに徳人型と才人型の運命の違いはありますが、どちらが良いとか悪いとかではありません。どちらが持って生まれた素質を活かせるかがポイントなんです。

 


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子育ての羅針盤

日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。

 

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