「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。

男と女で育て方が違う (2)

男の子には「夢」を。女の子には「モノ」を。

 一般的に女性の方が現実の世界、形あるものの世界にたいする意識というか執着心が強いものです。現実思考というものでしょうか。それに比べて男性の場合は精神の世界、つまり形のない無形の世界への意識が強くなります。夢や憧れと考えてもいいでしょう。

小さいときから大人になるまでを一貫して見ると、女性は夢は見たとしても現実的な考え方をして形あるものを望むという本質がありますから、10年先はどうでもいいから、今日なら今日をちゃんと生きて行こうという現実思考になります。一方、男はというと夢に生きるというか10年先にはどうとか、いつまでも夢を追うわけです。男性の方がかなり夢の世界に想いを馳せますので、現実への対応が弱くなって人間として幼稚な面が出てきます。

また男性は形のないもので喜ぶというところがあり、女性は形のあるもので喜ぶというところがあります。男性は目に見えない夢や理想あるいは空想で喜び、女性は宝石やブランド品、食事といった形あるもので喜ぶという傾向があります。これが男性と女性の喜び方の本質というものです。

このことは実際の子育てにも言えるんですが、男の子に物を買い与える必要はないのです。男の子は夢さえあれば、モノが無いとか貧しいということで傷つかないけれども、女の子はモノが無いというのはかなり傷つくのです。ですから女の子にはある程度の物質主義で育てて行く。これが女の子を見事な運勢にする育て方のひとつなのです。

一方、男性は何かを創造する、形を作るという創造の勉強とか訓練、つまり精神的な勉強というものがとても必要になってきます。男性はスポーツをやったとしてもこれは形には残りません。勝った負けたというのは意識の問題であって、勝ったからといって形があるわけではなく、優勝カップぐらいなもの。そういう形の無い遊びの中で男の子は大きく育って行くところがあるのです。
ところが女性のパワーが強い女系家族の中では、どうしても親が子供に「形」ばかりを要求することが多いために、女の子に囲まれて育った男の子というのは夢が小さくなる傾向があるのです。

・・・つづく

 


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子育ての羅針盤

日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。

 

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