「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。

子どもの本質の簡単な見分け方 (1)

算命学は「自然分類学」でもあります。すべてのことが自然のモノとして分類出来るのです。そしてその自然は"方角"、"方向"によって表すことも出来ます。世の中の様々なものが方角によって表されるということです。人間の本能を方角に当てはめますと、

東/緑青・・創作・守り型・頑固
西/白・・・スポーツ・攻撃型
南/赤・・・音楽・伝達型・自己顕示欲
北/黒・・・読書・知性型・理屈屋的要素
中央/黄・・食欲や寝る本能・引力型・自己中心主義

になるのです。

絵本を読むのが好きな子というのは本を読む才能(北)につながって行きます。すると、そういった子は理屈屋さんになるのだなと考えればいいわけで、人間はいろいろなところで運命を発揮しているわけです。また、幼稚園等でねんどで人形などを作ったり、そういう子を傍でみていると、この子は中々頑固な子だなと、守りの気質(東)が出ていると見てよいのです。

ただしこれは子ども時代です。大人になると持ってはいるのだけれども、社交性とか、義理とか、見栄を張るとかいろいろな要素が加わり、自己顕示欲が強いのだけれども仕事でマイナスだから引っ込めておこうとか、大人は正直ではないわけですから40代、50代にはあまり当てはまらないのです。しかし小さい子どもを見ていると純粋にこれが出てきます。 10才くらいまでの子どもというのは本当に純粋に自分の本能がパッと出ます。

特に音楽など、子どもなのに非常にリズム感があり、テレビなどで非常に生意気な歌をうたっている子がいます。やがて歌手になるのではないかと思う。これは非常に自意識過剰(南)な子どもになるのです。われこそはと自分の存在というものを見せつけたくなるのです。だから、そういう子どもほど今度は傷つき方が大きいということになるのです。読書好きの子どもが理屈屋だからデリケートかというと、そうではなく、この五つの型の中で一番心が傷つきやすいのは自意識過剰の子どもなのです。

その反対は知性型(北)で、これは物事を理論的に考えます。ちなみに話の聞き方にしても情的で心で聞いている人は南方に入ります。そして頭で聞いている人は北方に入ります。だから、頭で聞く人は情が無くなって冷たくなることもあり、いやなことをいわれると心で聞いている人はドシンとこたえるわけですが、頭で聞いている人は、まず頭の中へ入ってそれから胸に来ますから関係ないよというようなもので自分なりの理屈をつけてしまいます。

だから聞き方にも二つあるのです。実際に頭で聞く子の方が心が傷つかない反面、情が無くなることがあります。心で聞く子の方が情的で、リズム感とか音楽的才能がある子どもというのは傷つきやすい反面にものすごく情的なものを持っているのです。

一番面白いのは食べることと寝ることが好きな子というのは非常に引力型(中央)なのです。常に自分本位に物事を考えているから、たとえば兄弟でけんかをしたとしても、「自分は悪くない」「みんな人が悪い」となるから自己中心になるおそれがあるのです。

問題は、人間というのは、これらの性質が単独であるわけではなく、いくつかが混在するんです。子どもであっても複数の特徴が出て来る場合があることを忘れないで下さい。

 

 


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子育ての羅針盤

日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。

 

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