「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。

理性と情性の生き方(1)

「理性的な精神」と「情性的な精神」

人間は「精神」というものをもっています。もし人間から精神を取り除いたら、何も残らず、肉体という機械にすぎなくなるでしょう。現実には精神と肉体が一体となっているからこそ、人間といえるのです。
ところが、ひとことに「精神」といっても、その構造や働きはなかなか複雑に出来ていて、端的に解明するわけにはいきません。しかしながら、精神を深く考察してみると二つに分けることが出来ます。

それは「理性的な精神」と「情性的な精神」です。

理性的な清神は知性や品性や洗練された生活センスを生み出し、社会にあっては合理性を重んじる性質を作り出します。

それに対し、情性のほうは、友情や親子の情など愛情を生み出します。また、奉仕の精神や人情も育てます。

人間にとっては一つのものであるばずの精神が、その中に合理性と情性という相反するエネルギーを持ち合わせていることになるのです。そこが人間のやっかいなところなのですが、生きていくためには両方どちらも大切なエネルギーです。

人間がすべて理性と情性をバランスよく持っていると運命学の世界でもあまり悩みを聞かないですむのですが、その持ち方が千差万別で、理性のほうが多い人もいれば、その逆で情性過多の人もいるのです。
 しかし、一方が皆無で片方だけが100%あるという人もいません。大小の差はあっても、必ず両方のエネルギーを持っています。また、両力を持っていなければ正常な人間とはいえません。

・・・つづく

 

 


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子育ての羅針盤

日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。

 

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