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「子育ての羅針盤」では様々な切り口で子どもとの付き合い方、理解の仕方をお話ししていきます。それは子どもだけではなく大人の心を育てることにもなるお話です。
理性と情性の生き方(2)
"理性"と"情性"のバランスを取る
人は"理性"と"情性"の度合によって、いくつかの運命のパターンが生まれてくるという、不思議な現象があるのです。
たとえば、もし夫がすばらしい合理性を持った考え方で、人生に無駄がなく、常に理性的に生きて行く、仕事も知性に支えられていて伸展もよい。加えて妻の方も、知性に裏付けされた美を持ち、井戸端会議などには振り向きもしない理性的な女性。こんな夫婦がいたら、それこそ夫婦の鏡でしょう。
しかし運命とは意地悪なもので、このような家庭でもいつの日にか壊れる日がくるのです。なぜならば、夫婦共に合理性に片寄り過ぎるからです。合理性に片寄るとどんな併害が起こるかというと、子供が人の情に通じない人間になってしまいやすいということです。その結果、親の苦しみが始まるのですが、それは当然のことで、理に傾けば情に苦しみが現れ、情に傾けば理に苦労が現れることになるのです。
たとえば極論ですが、両親が人情家で世話好きで奉仕の精神に傾けば、子供は合理性が身に付かず、学校へ行っても勉強に集中しない、入試に失敗したりする。しかし友達付き合いは実に良く、友達との交際範囲は広がります。
少なくとも夫婦一代、子無しの人生を歩む人は、どちらに傾いても人生における弊害はありませんが、子供を育て孫を楽しみに老後を送ろうとする夫婦は、理性と情性のバランスを考えて、どちらにも傾かないように心がけなければ、晩年の幸福は得られないことになります。
理想的なのは男性が理性的な人物で、人情家で情性の強い女性が従っていく型の中にこそ、次の代にまたすばらしい人物が育ち、代々家系が続いていくことになるのです。
・・・つづく
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- 045:夫婦の間に起こる仮想不安(2)
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- 043:理性と情性の生き方(3)
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子育ての羅針盤
日本における算命学の第一人者、故・高尾義政氏の法話集から子育てや人間形成に役立つ話を、高尾氏の直弟子だった清水南穂が専門用語をできるだけ省いて、わかりやすく再編集したものです。運命学的見地から親と子供の関係を様々な視点で解説しています。子供の育て方、人間としての生き方の羅針盤として参考にしてください。
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